アジアに暮らす少数民族の手仕事を次世代に継承する

カトマンズ盆地ボダナートのストゥーパ

少数民族の手仕事を次世代に

色鮮やかな刺繍や織物、昔ながらの工法や宗教観に基づいて作られたアクセサリーたち。手間を惜しまず手作業にて生み出された「不完全」なそれらには、機械で大量生産された製品とは違った温もりが感じられます。

生活習慣の西欧化に伴い失われてつつある美しいその伝統を、次世代に継承してもらいたい。ゆいゆい堂の活動がその一助になれたら…そういう想いで運営しております。

ゆいゆい堂では店主が直接現地に赴き、なるべく仲介業者を介さないことで、仕入れの効率は悪くなるものの中間搾取を無くすことにより、少数民族の方々の生活水準の向上に少しでも寄与できればと思っております。

ゆいゆい堂オープンのきっかけ

ウズベキスタン・ブハラの少年たち

中国四川省成都市の大学で教職についていた時期に、休暇のたびに四川省のチベットエリアや、チベット自治区、雲南省〜貴州省の苗族やトン族などの少数民族居住区を訪問し、少数民族の方々の生活様式や服装などに興味を惹かれておりました。

帰国後も成都の伝説的ゲストハウス(Sim's Cozy Guesthouse - 現在は京都に移転)で働いていた友人と、ただ純粋に「面白いことがしたい!」とチベット族の友人から仕入れたアクセサリーを東京の下北沢で路上販売を始めたところ、より広く、そしてより深く少数民族を知りたいと思うようになり、2012年8月旅する雑貨屋ゆいゆい堂が誕生しました。

店主について

ネパールの子供たち

19歳で旅に目覚め、東南アジア〜中近東〜ヨーロッパ〜北中米まで、67の国や地域を訪問。学生時代にジャーナリストを志し、宗教問題やそれに起因する戦争、東南アジアの貧困事情などを独自に取材。そのおかげで大学を2年留年。卒業後は世界一周を目指し旅に出たものの、前述の成都という街があまりにも心地よかったため、現地で留学ビザを取得し留学。その後、縁あって西南民族大学で日本語教諭として教壇に立つ。

中国での3年の生活を終えて帰国後は、メーカーの海外営業やカメラマン、Webデザイナーなどの職を経験した後、2016年9月に地元京都でWeb制作事務所HIPOTAMA(ヒポタマ)を開業。その一事業として「旅する雑貨屋ゆいゆい堂」を引き続き運営し、現在に至る。

実店舗について

ゆいゆい堂京都丸太町店内観

京都が誇る観光地「京都御苑(御所)」と「二条城」の間にございます。
私の祖父が戦後の混乱期に同地で「滋井菓舗」を開業、その後を受け継いだ母が2021年末まで花屋「Flowershop fioretto」を運営しておりました。80年近くの間、家族がともにしてきたこの地で、店舗を運営できることは大変幸せなことと感じております。

外観が雑貨屋や制作事務所と思えないのでちょっぴり怪しいですが、お気軽にお越しいただけますと幸いです。

- 住所 -
京都市中京区丸太町通新町西入大炊町185-2
- 最寄駅 -
京都市営地下鉄 丸太町駅 徒歩3分
京都市バス 府庁前バス停 徒歩30秒
- 営業時間 -
平日(祝日除く) 10:00 〜 18:00

※実店舗は予期せずお休みをいただくことがございます。
お越しの前にご連絡いただけますと確実です。